外国為替相場ってどこで取引されるの?

外国為替相場ってどこで取引されるの?

外国為替相場は各国の通貨を取引する場所です。
つまりお金でお金を買う場所でもあり、このことが他のあらゆるマーケットとは大きく異なる点だと思います。
株のように特定の企業に対して投資を行うものではなく、その国の経済そのものに対して投資を行うというスケールの大きな取引です。
株ならその企業が万が一倒産してしまったり経営破たんするようなことがあると株券も紙切れとなってしまいます。
それまではITバブルや社長の言動に踊った投資家がライブドア事件の時に大損失を被ったことを考えてもそのリスクは自ずと知れます。
ライブドア事件の本質は堀江社長が嘘つきだったということではなく、ライブドア株を保有していた一般投資家が保有していた株を売るに売れない状況になってしまったことが一番の問題でした。
ご存知のようにライブドアは上場廃止となり、証券取引所でしか株を売買できない一般投資家は持っている株を売ることすら出来なくなりました。
その前に紙切れのような価格でも売り抜けようとした一般投資家からの売り注文が殺到し、ライブドアが上場していた東証マザーズのコンピューターがダウンしてしまい、東証そのものの売買が止まってしまったのは記憶に新しいところです。
このことは株取引に潜むあらゆるリスクを思い知らされることとなりました。
外国為替市場には特定の取引所は存在しません。
売りたい人と買いたい人が直接取引をする相対取引が基本となっており、それらの人が利用している取引会社がその窓口となります。
つまりどこか一社のコンピューターがダウンしたとしても外国為替市場は止まりません。
仮に東京に大災害が起こって全取引会社がストップしてしまったとしても、2時間前にオープンしたニュージーランドのウェリントン市場、1時間前にオープンしたオーストラリアのシドニー市場が動いていますし、日本時間の午後になれば香港市場がオープンします。
また外国為替市場は世界最大のマーケットです。
これだけ大きなマーケットとなると取引金額が莫大なものとなるので、一部の仕手筋が手持ちの資金だけで相場を動かすことは不可能に近く、大口の投資家と個人投資家が同じ土俵で戦えるのも魅力のひとつです。
特定の国の通貨だけが急落する場面に遭遇した場合、その国に何かあったのかなと思うのが市場心理です。

外国為替相場と接することにより、こうした世界の経済とリアルタイムでつながることが出来るので、世界の経済に対する関心が高くなるのも大きなメリットだと思います。